Kanie East
Kanie East

臨場感のある360度写真をSNSで楽しめる「360gram」の作り方

ーー まず、360gramと、Kanieさんについて簡単に教えてください。

360gramは、Instagramの360度写真に特化したサービスです。自分は文系で四年制の大学に通っていたのですが、プログラミングを学生時代に始めていたら、いつの間にか新卒でエンジニア入社をしていました。先日、そんな新卒で入った会社を辞めて、これからカナダ渡航に向けて準備をしているところです。せっかく、海外に出るということもあって、これから360gramを世界に向けて展開していくことも視野に入れています。

ーー 360gramの着想はどこから生まれましたか。

バックパッカーとして旅行に出かけるのが好きで、360gramは旅行中に思いついたアイデアです。最初、旅行に行く時に同期から360度カメラを借りていたのですが、撮影された写真に感動しました。これを友だちや周りに共有したいと思った時に、360度写真を気軽にアップロードできるサービスが見つかりませんでした。あるにはあっても、自分がいざ使おうとなると微妙なものばかりで、自分で使うことを前提にこのサービスを開発しました。

ーー 最初に開発したプロダクトは何でしたか。

「はきだめ」というサービスで、大学生の時に作りました。Twitterの愚痴だけを投稿できるサービスです。匿名でアカウントを登録して、鬱憤がひたすら投稿されるというものでした。

ーー 現在、360gramを広めるために工夫はされていますか。

難しいと感じているところですが、現在はQiitaや、note、Mediumに360gramに関する紹介記事をクロスポストしています。開発会議にもアップデート情報を毎日追加するようにしています。bosyuでテストユーザーを集めるようなことをしている個人開発者さんもいて、いい考えだなと思っていました。

ーー ビジネスモデルのアイデアはありますか。

広告収入などを考えていましたが、店舗を持っているオーナーが自身の店舗を360度撮影して営業ツールとして利用してもらったりなどおぼろげにアイデアを巡らしているところです。

ーー 将来的にはどのようなゴール設定をしていますか。

まず、スケールして、ユーザーを増やして、いずれInstagramのような類似サービスを展開している会社に事業譲渡できればと考えています。目下は、やはりユーザーに使ってもらえるサービスを作ることに焦点を当てています。

ーー これまでで一番大きな課題は何でしたか、またそれを乗り越えるためにどんな工夫をしましたか。

360度写真のサイズが大きすぎる問題ですね。iPhoneは4096pxまでしかサポートしていなくて、Safariで表示するためには4096pxに収まるように制限をしなければなりませんでした。あとは、360度写真自体が当然重いので、ユーザーの通信量に負荷がかからないように、今も工夫を凝らしているところです。

ーー 個人開発を進める上で何かオススメのツールはありますか。

開発会議ですね(笑)個人開発では、まずモチベーションを保つのが大変なので、Qiitaの「個人開発で〇〇作りました」という記事や、Crietさんの記事も読むようにしています。

ーー 無茶振りですが、開発会議ユーザーへメッセージをください。

個人って、一人で自分を鼓舞しなければならないのが、大変です。モチベーションをあげるには開発会議や、Twitterで同じ個人開発者の立場である人を探し、繋がることが大事だと思います。他の人たちも頑張って、開発しているんだと思うとやる気が湧いていきます。横のつながりを作っていくことはサービスを出した時にもプラスになると思います。

取材の感想

360度写真って、自分はあんまり知らなかったのですが、特別な場所じゃなくて、いつもの飲み会のような風景でも臨場感があって面白さを感じます。VRと連携しても、可能性がある領域なんじゃないかなと思いました。

360gram
360gram

Instagramの360度写真に特化したSNS。旅行や、日常の何気ない風景がリアルに映し出されています。