かつお@個人開発
かつお@個人開発

ネットショップのセールを横断サーチ「セールサーチ」の作り方

ーー まず、セールサーチと、かつおさんについて教えてください。

セールサーチは、ネットショップのセール情報検索サイトです。楽天、Amazon、Yahooショッピングなどのセール情報をカレンダーで確認ができます。掲載ショップは随時、増やしていく予定です!私は、SI企業で要件定義・設計・PMを8年ほど経て、直近1年間はWebベンチャーの企画をしています。エンジニアとしてのキャリアはありません。昔からWeb開発が好きで、学生時代にはHP製作者向けのflash素材サイトを運営していました。SI企業時代がとにかく忙しくて、しばらく開発は完全停止してたのですが、このままではダメだ!と、30歳くらいのときに一念発起して会社の先輩と共同でテニスベアというテニスコート検索サービスを立ち上げました。テニスベアは先輩が今でも開発を続けてくれています。
それから2年間くらいは個人開発というよりは、起業アイディアを考えてはビジネスコンテストに出てました。残念ながら起業の芽は出なかったのですが、ビジネスアイディアのプロトタイプ作成のために、Web製作の流行りの技術(Vue.js+firebase)を学び、製作者としてレベルアップしていきました。
ビジネスコンテストってアイディアベースで競い合うのですが、やっぱ起業家を志すだけあって、皆さん喋りがうまい。そんな方々と競うのキツイなってのと、アイディア段階なのにダメ出しとかもキツかったりでした。誰が使うの?類似のこのサービスと何が違うの?みたいな指摘です。モノもない状態でこういった議論を続けてもしんどいし芽は出ないだろうなって感じたんです。
それから、今のスタイルに転向しました。 自分はビジネスコンテストとかでアイディアで戦うんじゃない。動くモノを作って、そのモノを評価してもらうんだ!というスタイルです。今はアイディアレベルは内に秘めといて一気に作ってリリースみたいな動きで頑張ってます。

ーー セールサーチの着想はどこから生まれましたか。

本業のWebベンチャーではEC系サービスを担当していて、その中での気づきです。ネットショップは数も多くて知られていないショップが山ほどあり、セール情報となれば各ショップの創意工夫であの手この手で攻めていて、とにかく全部を網羅するのは辛い!と感じてました。だったら共通の軸でまとめられたサービスあれば便利じゃね?というのが始まりです。
また、私のようなEC運営側からしても、自社サービス利用の分析とかにも便利かもなって狙いもあります。要は、競合がいつ何のセールをやってたのか過去を振り返って見ることができるということが自社のトラフィックなどの分析で役に立つのでは?と考えています。

ーー 最初に開発したプロダクトは何でしたか。

もう10年前の話になってしまいますが、学生時代に作ったflash素材の無料配布サイトkatslaboです。一応、まだオープンしています(笑)10年前はHPに動きを入れるとなるとFlashがけっこう使われていて、けっこう人気なサイトだったと自負しています!作ってくれた素材を実際に使ってくれたり感想くれたりすると本当にうれしかったです。サイトに設置する際の困りごとの問い合わせとかも、就職するまではめっちゃ丁寧に対応したりしてました。
就職してからも開発続けようと心に誓って社会人になりました。社会人の初任給で、当時はソフトで販売されていたAdobe Flash CS4を購入したのも思い出です。ただ会社の忙しさに忙殺され、全然開発できなかったですけどね(泣)
そして時代は流れてAdobeがFlashの対応をやめる宣言。katsulaboは閉鎖に追い込まれています。ただ10年使っているドメインなので、自分のポートフォリオサイトにでも使おうかなぁと考えてたりしています。

ーー 現在、セールサーチを広めるために工夫はされていますか。

まだこれからですけど、SEOで上位を取れるように設計していこうと考えています。そのために記事コンテンツだったりランディングできるページを増やすだったり色々やっていこうと思ってます。

ーー ビジネスモデルのアイデアはありますか。

アフィリエイトです。
まだ広告は一切入れていませんが、集客できるようになれば広告設計をやっていきたいと思っています。
モノを買いたい人にショップを選んでもらって送客するサイトになるはずなので、セール情報をクリックする際にアフィリエイトリンクを仕込めればマネタイズもできるんじゃないかなぁと薄っすら考えています。

ーー 将来的にはどのようなゴール設定をしていますか。

なにかネットで買い物したいって人に、「こちらのサイトがお得ですよ」とか「買うならこの日まで待って、こういう買い方がおすすめです」といった賢い買い方の情報に迷わず出会えるようにしたいです。そのためにはやることは山積みです。機能開発もそうですが、SEO、記事やレポートなどの読み物、そもそも業界の分析などなど。
その後ですが、もし人が集まってくれるようになったのなら、その先はレビューとか口コミとかの利用者間のコミュニケーションや交流を狙いたいですね。

ーー これまでで一番大きな課題は何でしたか、またそれを乗り越えるためにどんな工夫をしましたか。

マイペースに開発出来てるかなと感じています。セールサーチの前に平成年表というサービスをリリースしてましてね。こちらは運営が相当大変でした。平成の想い出を年表にして投稿できるってサービスで、平成終わる3ヶ月前とかにリリースしました。色んな人に話したりと宣伝頑張ったし、誰に話しても信じられないくらいウケがよかったのですが投稿まで至る人が本当に少ない!(涙)正直かなり消耗しましたね。開発の手を止めて1か月くらいはひたすら年表を作り続けて本当に疲れました。

ーー 個人開発を進める上で何かオススメのツールはありますか。

まずはTwitter。Twitterには多くの個人開発者さんが参加されてて、彼らのTweetを眺めてると、おれも開発しなきゃ!って背中を押されます。次にCrieitと開発会議でしょうか。投稿すると運営者さんがコメントとともにTweetしてくれるのでとても励みになります。技術的なのだと、私はvueとfirebaseです。非エンジニアの私でも開発できてるので、まず何か作ってみたい人にはオススメです。インフラ気にしなくていいのが神ですよね。あ、あと4月からお世話になってる3monthsServiceという個人開発者の集いもオススメです。オフラインイベントなのですが、みんなこんなこと考えながらサービス開発してんだなぁとかめっちゃ参考になってますし、個人開発に関してぶっちゃけ話し合える方々って貴重だなって感じています。

ーー 無茶振りですが、開発会議ユーザーへメッセージをください。

まだまだこれからのサービスなので偉そうなことは言えないのですが、1つだけ思うことを。サービスはリリースしてからが本番だと本気で思います。アクセスを伸ばすとかマネタイズするとかの成果を出すためには、それなりの期間の運用は絶対に必要になってくると思っています。しかも、その運用期間を個人開発の場合は基本的には自分1人でやり続けないといけません。長時間サービスへの熱量を維持し続けることは並大抵のことではないと思います。アクセスが思ったように伸びなかったり、周囲の人から心ないことを言われたりもするかもしれません。 それでも長時間走り続けるためには、できるだけ、自分が消耗するようなことをやらないことが大切だと思います。私の場合は投稿型サービスを避けるとか、宣伝を頑張らないとかですかね。

取材の感想

セールの時に買えば良かった...。という体験は誰でも経験があるはず!セールサーチでネットショッピングがもっとお得に、楽しくなる気がしています。自分が消耗することをやらないというのは納得いく気がします。好きなことを好きなやり方で進めていくのが、個人開発の攻略法なんじゃないかなとかつおさんの言葉から感じました!

セールサーチ
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セールサーチは、ネットショッピングに特化したセールを探せる横断検索サイト。どうせならセールで買いたいという顧客のニーズと、競合のセール状況が知りたいショップオーナー側に役立つサービスです。