ぽこひで
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3000サービスが並ぶアプリコミュニティ「Apppla」の作り方

ーー まず、Appplaとぽこひでさんについて教えてください。

Applaという、話題のWebサービスやアプリが見つかるメディアを運営いしています。Appplaでは、日本国内外100以上のIT系メディアからプレスリリースや資金調達情報を収集し、公認のキュレーターによるマニュアルで紹介をしています。私は、新卒2年目のWebエンジニアで、普段は渋谷付近で、パソコンをカタカタしています。

ーー Appplaの着想はどこから生まれましたか。

リリース日は2018年2月19日で、当時は大学4年生でした。学生最後に何か面白いサービスを開発したいなと色々なWebサービスを漁って、良いアイデアを探していたのですが、その作業から「どこにも体系的にサービスがまとまっていないこ」のに問題を抱くようになりました。「無いなら作るか(´・ω・`)」という軽いノリで開発をスタートしました。

ーー 最初に開発したプロダクトは何でしたか。

ついまな」というYoutubeで英語リスニングテストが楽しめるサービスです。英語を学ぶなら教材チックな動画のリスニングテストよりも、海外の「ゲーム実況」、「パロディ」、「洋楽」、「TED」など見ていてわくわくする動画を通して、学んだ方が良いのではないか!と思って、開発してみました。

ーー 現在、PVはどれくらいでしょうか。開発外ではどのような工夫をされていますでしょうか。

現在、月間約6万PVです。開発外では、リリース当時より細々とTwitterを運用していて、現在は5,600フォロワーを超えました。しかし、Twitterで情報を取得するのに十分となってしまい、サイトまで来てくれない人も多いのでは何か工夫しなくてはと模索しているところです。 また、取り上げられているサービスの多くは、自分が紹介しています。Feedlyでメディアを100個以上購読して、毎朝情報を一通り収集した中で、面白いと思ったサービスを幾つか紹介するようにしています。

ーー どんなキーワードからAppplaに流入していますか。

まず、「oyolife」です。リリースされてから、どのメディアよりも早く紹介したので、検索すると、本家に次いで4番目にヒットします。もう一つが、「zepto」です。「ZEPETO」ではありません。これは、自分が表記を間違えて登録してしまったのですが、それが同じように表記を間違えて検索してしまうユーザーにヒットするようになりました。(笑)意外とアクセスがあるので、間違いに気づいてからもそのままにしています。今後は、「〇〇 サービス」など、ユーザーが探しているサービスに答えられる形でヒットできるように微調整をしていきたいと思っています。

ーー どの指標にKPIを置いていますか。これを伸ばす為に何か工夫をされていますでしょうか。

今まではメディア要素が強い運用をしてきましたが、今後はコミュニティ要素を強くしていきたいと思っているので、「投稿に対するコメント率」をKPIにしています。逆に、他の指標はあまり見ていません。コメントはユーザー登録が必要なので、敷居は高く、さらにコメントしようと思ってもコメントが0件ないと最初にコメントするのはさらに敷居が上がってしまいます。なので、すでにはてなブックマークなどでコメントされている場合には、そのコメントを収集して紹介するように工夫をしています。

また、Twitterから気軽に訪れたユーザーがログインしていない状態でも、何かサイトにアクションできるように「使ってみたい」機能もリリースしています。こちらは、ログインしていない状態でも「使ってみたい」と思った分だけ何回もタップして「いいね!」のようなことができる機能です。みに機能ですが、比較的使用頻度が高いので、実装してよかったと思っている機能の一つです。

ーー ビジネスモデルのアイデアはありますか。また、最終的にどのようなサービス像を目指されていますでしょうか。

現在はバナー広告を貼る以外には考えていません。先ほども話しましたように、今後はアーリーアダプター向けのオンラインコミュニティを作っていきたいと考えています。海外のProductHuntのように新しくローンチされたテック系のプロダクトについて、みんなで「面白いね!」、「このUI素敵だね!」、「面白いビジネスモデルだ!」と思ったことを気軽に言い合える文化を作っていきたいと思っています。それによって、toCプロダクトのローンチ情報を周知するにとどまらず、プロダクトのレビューをすぐに受けて成長させられる場所を提供したいです。

ーー Appplaで紹介してきた中で、面白いサービスを3つ教えてください。

まず、Red Carpet Home Cinemaです。公開直後の映画を1本あたり16万円から自宅で観ることができるお金持ち向けのサービス。版権を持っているスタジオと直契約しているからこそ実現していて、4,000人のリッチな層をターゲットにすれば年間3億ドルを生み出せるという現実的な計算をしているのも面白いと思いました。

次に、Trustdockです。本人確認をAPIベースで発行しているサービスです。小さなスタートアップが免許証など個人情報を預かることに関して抵抗がある場合もあると思うのですが、これをアウトソーシングで担当してくれるのはとても良いサービスだなと思いました。

最後に、Truebillです。定期的に支払いが起きているサブスクリプションサービスを管理・解約できるサービス。面白いのは、これがサービス内で実現している理由が、運営元が本人の代わりに契約をしている点です。運営元は後日、本人に別請求することでシステムを成立させています。

ーー 現在に至るまで一番辛かったことは何ですか。また乗り越えるためにどのような工夫をしましたでしょうか。

開発やデザインまで、全て一人で行なっているので、モチベーション管理が大変です。モチベーションが下がりそうな時には、1) デザインを一新したり、2) 面白い!と思える新機能を追加するなどしています。実際にそうした経緯でリリースされたのが、組み合わせ法で新しいアイデアを考える手助けするミニアプリアプリやWebサービスを色から探せるミニアプリ世界中のアプリUIをみてインスピレーションを加速させるミニアプリなどです。中でも、「アイデアジェネレーター」は質問箱のせせりさんに使っていただき、バズったのでリリースして良かったです。 このミニアプリは、Appplaに登録されているタグ情報からランダムに2つ抽出して、その組み合わせで新しいアイデアの発見をサポートします。それだけでなく、抽出されたタグ情報に紐づくサービス情報も補完するため、Appplaならではのアプリだと思っています。

ーー 無茶振りですが、開発会議ユーザーへメッセージをください。

リリースまでのモチベーション維持が大変だと思うので、1) リリースしても面倒をみなくても良さそうなツール系、2) リリースしても自分が好きなモノ・コトだから運用が苦じゃないサービス、など自分の無理のない範囲で開発や運用を続けられるアイデアを見つけると良いかと思います。個人開発は思った以上に辛いし、楽しいですよ!

取材の感想

リリースしてから1年ちょっとで3000サービスを紹介しているサービス。紹介する作業を習慣化することで、毎日サービスを向き合う時間を作っているんですね。そうすることで、新しいアイデアが生まれたり、PVをあげるコツを発見したりできるんだと思います。続けていくことで、気づくことを形にしていくのはすごく大事なことですね。

Apppla
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話題のWebサービス・アプリが見つかるメディア。2018年2月のリリース以来、マニュアルでサービスを紹介し続けています。